香港2019—Vol.1—デモがあっても子連れで香港へ

旅ログ

2019年11月、

香港では今年の春から始まった「2019香港民主化デモ」が今も続いていて、

「平和と秩序が保たれた安全な香港」からは遠ざかっているように見えますが、

私たち家族はそんな中でも、子どもを連れて香港旅行に行ってきました。

実はこの香港旅行を決めたのは半年以上も前で、まだデモの兆しがほとんど見えていなかったころ。

しかし夏には空港が閉鎖されたり香港警察がプロテストを銃で攻撃したりと、暴動が激化していきましたよね。さすがの私も「ちょっと今回はヤバイかもしれない・・・キャンセルしようか」と数日間悩んでみましたが、結局出発の1週間前に「行ってみよう!」と最終決断を下しました。

そして先日無事に帰国したわけですが、結論から言うと、今回もとっても楽しい香港旅行となりました!

安全が保障されていない場所は、香港に限りません。世界中どこを旅しようとも、事故や事件に巻き込まれる可能性はゼロではないし、自然災害に見舞われることだってあるかもしれません。

どこへ行くとしても、「現地の正確な情報をできる限り手に入れ、危険な場所には近づかない。万が一、自分や家族の身に何かが起こった時はどう対処するか、シミュレーションとその準備は万全にしておく。」ことが必要です。

そして実際に今の香港をこの目で見て、百聞は一見にしかずとはこのことだと思いました。

日本で報道されているデモの様子は断片的で、ニュースを見ているとそれが香港のすべてのように見えますが、実際に香港に3日間滞在してみて感じたのは、「常に全エリアが危険なわけではないし、今まで通り通常の観光をするなら何も問題はない」ということです。*あくまでも個人の感想です。

私たちが滞在したのは日本で3連休だった週末の3日間。

香港では毎週末に大きなデモが行われているので、土日は平日より治安が悪くなります。

今回私たちが滞在したホテルの近くでも土曜の夕方から大きなデモがあり、夜に街に繰り出してみると、黒い服に黒いマスクをつけた大勢のデモ隊を見かけました。

黄色のベストを着用しているのは救命救急士。

警察車両が何台も連なって停車し、けたたましくサイレンが響き渡っていて、物々しい雰囲気に包まれていた香港島。

建造物が壊されていたり、催涙弾の空き缶のようなものが散らばっていたりして、日中には何も感じなかった街並みが、夜の闇の中では激変していました。

周辺道路が封鎖され、バリケードが立てられ、地下鉄やバス・トラムなどの公共交通機関はすべて夕方から運休。

デモ隊の行進のあと、道路になぎ倒されていたバリケード

九龍島にある〈ペニンシュラホテル〉の出入り口もシャッターが下ろされ、宿泊客以外はホテル内に入れないようにしてありました。

締め切られたホテルのエントランス

こんな光景は今まで見たことがなかったので、心が痛みます。

それでも私が見た限り、暴徒化しているのは一部のプロテストであり、デモ隊にいたほとんどの人たちは暴力的なようには見えませんでした。(むしろ警察の方が暴力的で怖い気がします。)

デモ隊の全身黒づくめで黒いマスクをしている若者数名と目があったのですが、彼らは私に向かって会釈をしてきました。それがどういう意味だったのかはわかりませんが、彼らと同じ方向に向かって歩いていく中で、何度も道を譲ってもらったり、息子に微笑みながら手を振ってくれたりと、誰しも穏やかに接してくれました。(公共交通機関がストップしているので、デモ隊に参加していない現地の人や観光客もみんな、同じ道を歩いていました。)

そう、香港の人たちはみんなさらっと感じが良いのです。

今までにも何度か旅行で香港に来ていますが、そう感じることは多々ありました。

香港にとって今はとても過酷で大変な状況なのに、すれ違った現地の人たちはみんな親切でフレンドリーでした。

旅行中にギリシャからの観光客の人たちと話す機会があったのですが、彼らも口を揃えてこう言っていました。

「香港は中国じゃない。彼らは中国人とはまるで違う。」

私もそう思います。

私は生まれたときから日本人だから、中国と香港の歴史や両国間にある問題などには関心がないし、よく知りませんが、

少なくとも今日までの香港が大好きです。

来年も今日と変わらない香港でい続けてくれたら、私はまた家族と一緒にここに旅行します!

 * * * * * * * * * *

さて、Vol.2以降は私が感じる香港の魅力と、今回泊まったホテル、そしてそして今まで〈はてなブログ〉で書いてきたこれまでの香港ブログもまとめて再編集しアップしてゆきます!

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